自営業は住宅ローンが通らない？審査のポイントとは | 東京都町田市 古淵駅【株式会社プロスパーハウス】

自営業者が審査に通りにくい2つの理由

・自営業の方が審査に通りにくい理由1.不安定な収入のため

金融機関が住宅ローン審査で重要視するのは安定した収入ですが、会社員や公務員と異なり、自営業者の収入は流動的で不安定だといえるでしょう。ご自身の健康状態や社会環境、事業内容によって売り上げが減少する可能性もあるためです。

金融機関は、自営業者の返済能力を見極めるために様々な視点で審査を行います。そのため、収入が不安定な自営業者の住宅ローン審査の通過が難しいのです。

・自営業の方が審査に通りにくい理由2.3期連続の所得が審査されるため

自営業者への融資条件は「3期連続で黒字経営であること」が一般的であり、1期でも赤字があれば審査に通るのは困難です。

また、会社員や公務員の場合「総支給額である年収」が審査対象ですが、自営業者は「年間売り上げから経費を差し引いた所得」が審査されます。そのため、自営業者が審査を通過しても、借入可能額は同等の年収の会社員よりも少なくなるのです。

自営業者が住宅ローン審査を通過するポイント

住宅ローンが組みにくいといわれる自営業者ですが、以下のポイントを考慮して対策すれば、審査を通過する確率が上がります。

・所得額を増やす

節税対策として経費を多く計上し、所得を低く申告している自営業者の方も多いのではないでしょうか。しかし、ローンの申し込みをする場合は、所得を多く申告したほうが有利です。なぜなら、ローン審査は「所得」を対象とするからです。所得額が少なければ審査は通りにくくなり、仮に通過できても借入金額が少なくなります。

・自己資金を増やす

自己資金（頭金）を増やし、借入金額を減らすことで審査に通りやすくなります。

金融機関は、年収に対する年間返済額の割合である「返済負担率」を考慮して審査します。しかし、自営業者の場合、年収ではなく「直近3期の所得の平均」で返済負担率を求められるため、会社員と比較して数値が高くなる傾向です。

多くの金融機関では、返済負担率の上限を30～35％と設定しています。そのため、自営業者が審査を通過するには、自己資金を増やして借入金を減らし、返済負担率を下げることがポイントです。

・税金や保険料の滞納をチェックする

金融機関は審査の際に、納税証明書や確定申告書の提出を求めて納付状況を確認します。税金や保険料などを滞納していれば「借入金の返済も滞納する可能性がある」と判断されますので、審査の通過が難しくなる可能性が高いです。

ローンを組む際には、これらの滞納がないかチェックし、すべてを納付してから申し込んでください。

・金融機関を選ぶ

一般的に全国規模の都市銀行よりも、地方銀行や信用金庫のほうがローン審査に通りやすいといわれています。また、事業での取引のある金融機関なら、これまでの取引状況や返済状況が考慮され、審査に通過しやすくなる可能性があるでしょう。